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売上はあるのに利益が残らない。小さなお店が最初に確認したい5つの数字

売上は去年より増えている。お客さんも来ている。毎日それなりに忙しい。

それなのに、月末になるとお金が残っていない。

こんな状態になっていませんか?

こういうとき、つい「もっと売上を上げないと」と考えてしまいます。でも、売上を増やすことが解決になるとは限りません。

まず確認したいのは、今ある売上から何が残っているかです。

まず「売上」「利益」「現金」を分けて考える

この3つは似ているようで、違います。

  • 売上:商品やサービスを販売した金額
  • 利益:売上から必要な費用を引いた残り
  • 現金:今、実際に支払いに使えるお金

例えば、ある月のお店の数字が次のような状態だったとします。

項目金額
売上200万円
原価・材料費70万円
人件費65万円
家賃・水道光熱費など50万円
差し引き15万円

売上は200万円ありますが、単純に差し引くと残るのは15万円です。

さらに、借入金の元本返済、税金の支払い、設備投資、売上代金の入金待ちなどがあれば、現金の残り方は変わります。

※これは説明用の簡単な計算例です。正式な営業利益や税務上の利益を算出したものではありません。

最初に確認したい5つの数字

1. 売上

まず、過去3か月の売上を並べてみましょう。

上がっているのか、下がっているのか、それとも横ばいなのか。

できれば、来店売上、デリバリー、通販など、販売方法ごとにも分けてください。

2. 原価・材料費

材料の仕入れ価格、廃棄、サービス提供に必要な費用を確認します。

例えば、原価率が同じでも、売上が増えるほど廃棄や追加の仕入れが増えている場合があります。

原価は「安く仕入れればいい」という話だけではありません。品質を保ちながら無駄を減らせる部分がないかを見ます。

3. 人件費

アルバイトやスタッフの給与、関連費用を確認します。

売上が増えた分だけ人を増やしている場合、増えた売上に対してどれだけ利益が残ったかを見てください。

人件費を一律に削ることが目的ではありません。必要なサービス水準やスタッフの働きやすさを保ちながら、時間帯ごとの仕事量と配置が合っているかを考えます。

4. その他の経費

家賃、光熱費、広告費、各種サービス利用料、決済手数料などです。

一つひとつは小さくても、毎月積み重なると負担になります。

特に、利用していないサービスや、効果を確認していない広告費がないかを見直してみましょう。

5. 手元の現金と、これからの支払い

利益が出ていても、支払日までに現金が足りなければ経営は苦しくなります。

今ある現金と、向こう1〜3か月の支払予定を並べてください。

仕入れ、人件費、家賃、借入返済、税金など、金額と支払日が分かるだけでも状況をつかみやすくなります。

売上を増やす前に、一つ試してみる

おすすめしたいのは、先月の数字を一枚の紙に書き出すことです。

売上、原価、人件費、その他経費。そして、今の現金と今後の支払い。

全部を完璧に把握しなくてもかまいません。分からない項目が見つかれば、それも大事な発見です。

そのうえで、今月は一つだけ確認してみてください。

「売上を増やすと、ちゃんと利益も増える構造になっているだろうか?」

この問いに答えられるようになることが、次の改善の出発点です。

まずは、お店の現在地を整理してみよう

売上や費用、働き方などを入力すると、今のお店で優先して確認したいことを整理できます。

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