朝から仕込みや準備に追われて、営業が始まれば接客や現場の対応。
閉店後には発注、売上の確認、スタッフとの連絡。
気づけば一日が終わっている。
「そろそろ新しいことを始めたい」「もっといいお店にしたい」と思っていても、考える時間が取れないことがあります。
小さなお店では、店主が現場で働くこと自体は珍しくありません。それが店の魅力になっていることもあります。
だから、店主が現場に立つことが問題なのではありません。
問題は、自分がやる必要のない仕事まで、全部自分で抱えていることかもしれません。
忙しさを「仕事の種類」に分けてみる
まず、普段の仕事を書き出してみましょう。
例えば飲食店なら、
- 料理や商品を作る
- 接客する
- 仕入れ・発注をする
- スタッフのシフトを組む
- SNSを更新する
- 売上や支払いを確認する
- 新しい企画を考える
いろいろな仕事があります。
これらを同じ「忙しさ」として扱わず、3つに分けてみます。
方法1|自分がやりたい仕事を決める
最初に考えたいのは、「自分がやらなくてもいい仕事」ではなく、自分がこれからもやりたい仕事は何かです。
料理を作るのが好きな人もいれば、お客さんと話す時間が好きな人もいます。商品開発や企画に力を入れたい人もいるでしょう。
何を大切にしたいのかを決めずに仕事を減らすと、好きな仕事まで手放してしまうことがあります。
方法2|任せられる仕事を一つ見つける
次に、自分が担当している仕事の中から、人に任せられるものを探します。
例えば、
- 発注する商品と数量の目安を決めておく
- 開店準備の手順を写真で残す
- よくある問い合わせへの対応をまとめる
- スタッフが判断していい範囲を決める
いきなり全部を任せる必要はありません。
まずは一つの仕事を選んで、他の人でもできる状態に整えていきます。
人手が足りない店なら、すぐに委任できなくても大丈夫です。作業手順を見えるようにするだけでも、後から人に任せやすくなります。
方法3|考える時間を仕事として確保する
お店の将来を考える時間は、空いた時間に取ろうとしても、なかなか生まれません。
だから私は、営業や仕込みと同じように、考える時間も予定に入れることをおすすめします。
最初は週に30分でもいいと思います。
その時間に考えるのは、例えばこんなことです。
「最近、お客さんは何を喜んでくれているだろう」
「毎日同じことで困っていないだろうか」
「来月、一つだけ変えるなら何だろう」
日々の仕事から少し離れてお店を見る時間をつくる。それも店主の大切な仕事です。
今日やってみること
まずは、昨日やった仕事を10個書いてみてください。
それぞれに、次の印を付けます。
- ◎:自分がこれからも大切にしたい
- ○:自分以外でもできるようにしたい
- △:そもそも必要か見直したい
この中から、○か△を一つだけ選ぶ。
最初から大きく変えようとせず、来週の自分の時間を少しでも増やせるか、試してみましょう。
忙しさだけでなく、お店全体を見直したい方へ
店主の働き方は、売上や利益、スタッフの体制とも関係しています。
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